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裏ナットによるレベル調整をやめたい

減速機・エンジン・大型/中型ポンプ・スパイラルポンプ上部軸受減速機・ゲート/可動堰などの据付では、平ライナとテーパーライナ(勾配ライナ)の組み合わせだけでは要求精度を満たせず、アンカーボルトに裏ナット(調整ナット)を仕込んで上下から挟み込む形でレベル調整するケースが横行してきました。締付トルクが小さな接触面に集中し、ベース歪み・アンカーボルトへの締付力欠如・機器の上下変位拡大を招く、構造的な不良工事です。

01SCENES / こんな現場で起きがちです
  • 減速機・エンジンの据付
  • 大型/中型ポンプの据付
  • スパイラルポンプ上部軸受減速機
  • ゲート・可動堰の据付
02CONVENTIONAL / 従来のやり方

現場では、こうした流れで対応されています

  1. STEP 01 アンカーボルトに裏ナット(調整ナット)を仕込み
  2. STEP 02 裏ナットを締めてベースを下から押し上げ、レベル微調整
  3. STEP 03 平ライナを水平に設置
  4. STEP 04 勾配ライナ(テーパーライナ)を重ね合わせ調整
  5. STEP 05 締付ナットで本締め(歪除去が行われていない→不良工事のまま完成)
03PAINS / 何が困るのか
  • 機器ベースを締め付ける垂直方向の力を、裏ナットの小さい接触面で受けている
  • 締付トルクによるネジレが局所的に機器ベースに伝達され、ベースが歪みやすい
  • コンクリートの付着力で支持されているアンカーボルトに、本来の締付による力が作用していない
  • 機器の浮き上がり力でアンカーボルトが伸び、その伸び量がそのまま機器の上下動になるため、精密機械には極めて有害
04SOLUTION / 解決策

スエヒロシステムからのご提案

アンカ一体型ライナならライナー部分が回転してレベル調整できるため、裏ナットを使う必要がありません。アンカ部分をコンクリート基礎にあと施工アンカーとして固定し、ライナー部分のねじを回すだけで高さを微調整。締付力はライナー上面の広い面積で機器ベースに分散して伝わるため、ベース歪みも上下変位も最小限に抑えられます。

新しい工程:
STEP1:アンカ孔の穿孔・清掃・接着剤注入
STEP2:アンカ一体型ライナをセット(ハンマーで側面を叩いて水準器で水平に)
STEP3:早強樹脂材または高圧縮強度モルタルで固定
STEP4:ライナー部分のねじを回して高さ・水平を微調整
STEP5:機器据付・締付ナット本締めで完成

05BENEFITS / 変わること
  • ライナーが回転してレベル調整するため、裏ナットそのものが不要になる
  • 締付力がライナー上面の広い面積で分散され、ベース下面の歪みが解消
  • アンカーボルト本体に正規の締付力が作用するようになり、構造設計通りの保持力を発揮
  • 機器の上下変位を最小限に抑えられ、精密機械の据付精度・運用安定性が向上

アンカ一体型ライナならライナー自体が回転してレベル調整できるため、裏ナットに頼った不良工事が不要になります。